9月8日は「国際識字デー」です。1965年の9月8日、イランで開催されたテヘラン会議で、当時のパーレビ国王が各国の１日分の軍事費を識字基金に拠出することを提案したのだそうです。世界には識字率の低い国や地域がたくさんあります。日本は近代以前から識字率が高いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。江戸時代には、民衆が文字の読み書きができることが前提の生活が成り立っていたのだそう。その高い識字率を支えていたのは寺子屋の存在でした。都市部だけでなく農村部にも存在し、たくさんの子どもたちが学んでいたのだそうです。今、私たちが文字を読み書きできるのは当たり前ではなく、それを昔から伝え続けてくださったご先祖様たちのおかげなのだなあと思います。(スタッフM）

おすすめの絵本「あいうえおうさま」　　作・寺村輝夫　　絵・和歌山静子　　出版・理論社
声に出して読みたくなるゆかいな絵本です。