蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)
9/23は二十四節気で秋分でした。それを更に細かく分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」では、9月28日~10月2日は蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)になります。虫たちが土の中に入って入口をふさぐ頃という意味です。3月中旬にあたる「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」で外に出てきた生き物が、土の中にこもっていく時期になります。虫といっても私達の想像する昆虫ではなく、中国での「虫」という漢字は、ヘビやカエルなどの小動物の意味があったそうです。土へ潜ったカエルですが、冬眠しているときは、 氷点下に凍った土の中でも死なないと聞いて驚きました。逆に、半端に暖かいと、代謝があがってエネルギーを消費してしまい餓死することもあるそうです。温暖化が気になりますね。蝉の声も夏のジージー騒がしいアブラゼミから、ツクツクボウシに変わったと思っていましたが、もう鳴き声が聞こえなくなりました。銀杏も落ちていて、臭いを発しています。秋なのだなぁと感じられることが増えてきましたね。(スタッフK)
今日のおすすめの一冊は、セミの生態も知ることができるこちら。モグラくんは、迷子のセミのこくんと出会い、一緒にモグラくんの家で暮らすことになるお話です。
モグラくんとセミのこくん 作・絵: ふくざわ ゆみこ 出版社: 福音館書店