何度も読んでほしい日本の名作絵本 VOL4
「ないたあかおに」浜田廣介 作
このお話は小学校の教科書にも載っており、一度は読んだことがあるのではないでしょうか?しかし大人になって改めて読むと、いろいろと考えさせられるお話です。人間たちと仲良くなりたい赤鬼。友達の赤鬼の為に青鬼の取った行動とは・・?このお話を読む時に、ぜひ感じていただきたいポイントを紹介します。
①素朴な表現や言い回し。
浜田廣介さんは童話作家として約1000編もの童話や童謡を世に残し、「日本のアンデルセン」とも呼ばれる方です。その文章は素朴で温かみがあり、声に出して読むと良さがよりよく分かります。お子様に読み聞かせをしながら、その文章の世界をじっくり味わってみてください。
②画家により、広がる世界。
「ないたあかおに」は、さまざまな画家によって絵本が出版されています。池田龍雄、野村たかあき、いもとようこ・・。絵によって雰囲気が変わるので、ぜひ本屋さんで手にとって読み比べてみてください。物語への理解もより深まると思います。
③あかおには、なぜ泣いたのか?
赤鬼はなぜ泣いたのか?青鬼は今どんな気持ちなのか?自分が青鬼だったらどんな行動を取るか?・・いろいろと考えさせられるお話です。ぜひお子様とお話してみてくたさい。友情について深く考えさせられる名作。ぜひじっくりと読んでみてください。