リニューアルOPEN記念コンサートからの日記byゆるる
今日も前半はライアやハープの演奏をきいていただき、後半は、皆で歌って遊びながら楽しく過ごしました。
楽器は大きく分けて打楽器、管楽器、弦楽器があります。
打楽器は、大地の力を呼び起こします。
管楽器は、天上からの力を誘います。
弦楽器は、その中間にあり、人の心に隠れている力を引き出し、心なぐさめ励まし、安らぎを与えると言われています。
ライアとハープ
同じ起源を持ち、心の奥に眠る生命の源とつながる音色です。
ライアは、1926年、治療教育を目的として、シュタイナーの教えを引き継ぐゲルトナーとプラハトによりドイツで作られた比較的新しい楽器ですが、その音色はどこか懐かしく、そして赤ちゃん、子供の成長に優しく寄り添うことのできる不思議な力を持ちます。
赤ちゃんの柔らかな頭や心に、静かに寄り添う音楽を届けたいというブレーメンさんの熱い思いに後押しされて、我ら “アンサンブル・ゆるる” 、拙き演奏とは承知しつつ、毎月お邪魔しております。
今日は、キラキラした赤ちゃん達の瞳に勇気づけられながら 「いつも何度でも」「きらきら星」「サリーガーデン」・・ などを聞いていただきました。
その後は、歌ったり体を動かしていただく参加型タイム♪
赤ちゃんが一番最初にプレゼントされる「お名前」を、まず歌で教えていただきました。
お名前をお聞きするだけでも、ご両親ご家族の愛を感じます。
そして、今日は、回内回外運動を盛り込んだ簡単な歌で遊びました。
肩から肘は動かさず、肘から手首を内外にねじる運動を回内回外といいます。
雑巾をしぼる、蛇口をひねる、チャンネルを回す、電球を替える・・以前は普段の生活の中で何気なく多くこなしていた動きです。
最近はスマホや便利グッズの普及で 肘から先を回すことが少なくなってきています。
ハサミを上手く使えず、イライラしてすぐに切れてしまい投げ出してしまう小学生。
実は、この回内回外の経験が少なかっただけでした。
それを取り入れた遊びをちょこっとする中で その子は誰よりも器用にハサミを使いこなせるようになったのです。
そう、子供の修正は早いのです。
どんな場合も、気付いたときがベストタイミングです♪
その子が、将来やりたいことを自分で選択して、思う存分楽しめるように体や心を整えていく事は、何か難しい訓練を積まなくても、日常の小さな気づきと、丁寧な生活の中で培われていきます。
そんな、ママさんの気づきの小さなきっかけにしていただけたらと選曲させていただいています。
何曲かで遊ぶのは、赤ちゃんの好みが様々だからです。
どれが正解、ということは、子育てにはありません。
赤ちゃんの目が「キラッ,゜.:。+゜」とした時が、その時点での正解です。
それは、日々変わっていくかもしれませんが、たいていは同じ曲を繰り返し遊ぶことで、赤ちゃんは安心感を持ち、次のステップへと自分で進んでいけることが多いかと思います。
一つの歌で、ドンドンとオリジナルな遊びを加えてバージョンアップしていけたら、そのお子さんの宝になっていくと思います。
その「キラッ,゜.:。+゜」を赤ちゃんと一緒に探していただけるきっかけになれば私たちの喜びです。
次回は12月17日(日)13時~です。
クリスマスの曲を中心に、穏やかに、そして楽しく過ごしてまいりましょう,゜.:。+゜