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「あおい目のこねこ」

「あおい目のこねこ」  エゴン・マチーセン作       せたていじ訳 福音館書店

真っ白な背景に得意気な顔の猫が描かれた表紙。皆様1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。今日はこの「あおい目のこねこ」をご紹介します。

作者のエゴン・マチーセンさんは1907年、デンマークのエスビエーアに生まれました。デンマークの代表的絵本作家として知られ、日本でも人気の「さるのオズワルド」や「おうむ」など数多くの作品を発表し、デンマーク政府から絵本賞を受賞しました。また翻訳は「三びきのやぎのがらがらどん」「よあけ」など誰もが知る作品を数多く作った瀬田貞二さんです。瀬田貞二さんの作品は言葉のリズムが非常に心地良く、とても読みやすいと感じます。ぜひ声に出して読んでみてください。

あおい目のこねこはあるとき、ねずみのくにを見つけに出かけます。途中で得体の知れない大目玉に睨まれたり、ちょっといわるなきいろい目の猫たちと出会ったり・・しかしこねこはへっちゃら。こねこの楽天的で飄々としたキャラクターには、子どもたちだけでなく大人も思わず笑顔になってしまいます。
「なーに。なんでもないさ」と先へ先へ進む姿に元気をもらうのではないでしょうか。
またエピソードごとに「1のまき」「2のまき」と手書きのタイトルがついており、ページをめくる度にわくわくします。
こねこは無事にねずみのくにに辿り着くことができるのでしょうか?ぜひ確かめてみてくださいね。

 



 

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